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「お客さん、着きましたよ」 タクシーの運転手に言われて目が覚める。 気付くと、車は目的の場所へと着いていた。 眠い目をこすりながら、僕の肩を枕代わりにして眠っている翠星石を起こす。 「翠星石、着いたよ」 軽く肩を叩いてみるが、翠星石は依然として穏やかな寝息を立て眠っている。 「翠星石」 今度は少し強めに肩を揺さぶる。 「ん~? 蒼星石ぃ~大好きですよ~」 翠星石はそう言って僕の右腕に絡み付いてくる。 これは完全に酔っ払っている様だ。 しょうがない 運転手に代金を渡すと、翠星石をおぶって家まで残りわずかな距離を歩き始める。 自分の歩く音しか聞こえない、閑静な住宅街 ふと、昔のことを思い出す。 「蒼星石ぃ~ふられたですぅ~」 突然の翠星石からの失恋電話 だけどこんなことはいつものこと 翠星石は人一倍思い込みの激しいところがあって、自分の好きな相手が他の子と一緒にいるだけでふられたと思っていたこともあった。 「翠星石、相手にちゃんと好きですって言った?」 「・・・言ってない・・です」 「翠星石、想いっていうのはちゃんと言葉にして表さないと伝わらないんだよ」 「でも・・・でもあいつはどっかの馬鹿女と一緒に楽しそうにぺちゃくりあってたですよ?」 「・・・それでも、もしかしたらその子が、その女の子のことよりも翠星石のほうが好きってこともあるかも知れないよ? だからとりあえず、自分の気持ちを伝えてみなよ」 「・・・わかったです、ありがとうです蒼星石、やっぱり持つべきものは友達です」 「役に立てて嬉しいよ・・・おやすみ」 「おやすみです」 電話が切れると、途端にとても虚しくなる。 僕が、嘘をついてるから 本当は君に彼氏なんかできてほしくない 遠くに行ってほしくない 君に彼氏ができてしまったら、僕は君の一番じゃなくなってしまうから 自分の気持ちを伝えるなんてよくも言えたもんだ。 自分が一番できていないくせに ねぇ翠星石、僕は君の騎士にはなれても、王子様にはなれないのかな 家に着く。 当然ながら鍵が無い 仕方が無いので翠星石のポーチの中から鍵を探り当て、ドアを開けるとそのまま寝室へと向かう。 子供のときからよく来ている家 中の構造は家主と同じくらい理解している。 翠星石をベッドの上に静かに下ろす。 電気のついていない暗い寝室 相変わらず静かな寝息を立てている翠星石 翠星石、君はいつも僕のことを強いって言うけど、僕はそんなに強くない 今だって、君をどうにかしてしまいそうで、凄く怖い でも君のことが、愛おしくて堪らない 「君のことが・・・好きなんだ」 膨張し溢れ出した想いは、言葉だけでは止まらない。 僕は一歩進み、翠星石に、キスをする。 唇と唇が触れ合うだけの軽いキス ただそれだけなのに、何故か涙が溢れてくる。 「おやすみ・・・」 それだけを言うと、静かに、部屋を出て行く 朝の職員室 いつも僕より少し遅れて登校してくる翠星石 今日は目が合わせずらい 「蒼星石、おはようです」 「ああ、おはよう」 「蒼星石、少し目をつぶっていてほしいです」 「目を? わかった」 翠星石の言葉の意味が多少理解できないが、言われたとおり目をつぶる。 すると唇に何かやわらかい感触が 動転し、瞬発的に目を開ける。 目の前には、鼻と鼻が触れ合いそうなほど近い翠星石の笑顔 「昨日のお返しです」 「昨日?! 起きてたの?!」 迂闊だった、多分相手が起きているか起きていないかもわからないくらい暴走していたんだろう。 「翠星石も蒼星石のこと大好きですよ」 「蒼星石・・・」 僕の想いは、もしかしたら叶うのかもしれない 終わり
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翠星石「雪華綺晶!おめーを兵士の中の兵士と見込んでお願いがあるですぅ!翠星石に、『ぶーびーとらっぷ』というやつのイロハを教えてほしいですぅ!!」 雪華綺晶「…え!?」 昼休み、急にやってきたかと思えば、こんな話を切り出す翠星石。 正直、翠星石にトラップのことを教えるのはあまりに危険…そして悪いことに使うのは火を見るより明らかなため、その判断に迷う雪華綺晶。 しかし、翠星石のそのトラップに対するひたむきな姿に、どうしても教師…いや元軍人としての血が騒ぎ、ついに雪華綺晶は翠星石の頼みを聞くことになってしまった。 雪華綺晶にとって、翠星石は実に良い生徒に見えた。『好きこそ物の上手なれ』とはよく言ったもので、翠星石の理解力は人一倍よく、そのことが雪華綺晶を刺激し、つい余計なことまで沢山教えてしまうという結果を招いてしまった。 …そう、それが全ての悲劇を招くとも知らずに…。 次の日、蒼星石が職員室に入ると、教師一同が雪華綺晶のことを取り囲んで何か文句を言っていた。 どうやら翠星石のイタズラが、今までと違い手口が洗練されていることから、雪華綺晶が一枚かんでいるのではと判断した結果の行動らしい。 真紅「どういう事!?あの子、私が猫嫌いなの知ってて、マタタビの袋を私の服に縫い付けたのよ!?」 雛苺「ヒナだって、落とし穴に落とされたのー!!」 金糸雀「カナなんか、足に糸を引っ掛けたと思ったら、パイが顔面に飛んできたかしら~!!」 水銀燈「私なんか、冷蔵庫からヤクルトを取り出したら、いきなり爆発したのよ!?」 一同の怒りの声に、雪華綺晶は困った様子でただオロオロするばかり。 蒼星石「ちょ、ちょっとみんな落ち着きなよ。まさかとは思うけど…また翠星石が…」 「そう!!」と力強くうなずく一同。その光景に頭を抱える蒼星石。 蒼星石「…わかった。でも、何で雪華綺晶は翠星石に手を貸したの?」 「実は…」と事の顛末を話す雪華綺晶。どうやら、その発言に嘘はないようだ。 蒼星石「…わかった。じゃあみんな、ちょっと耳を貸して。」 そういうと、蒼星石はみんなに何かを伝えてまわった。 翠星石「おっはよ~ですぅ♪」 しばらくして、上機嫌で職員室のドアを開ける翠星石。しかし、それに返ってくる言葉は1つも無かった。 「あれ?」と思いつつも、雛苺に話しかける翠星石。しかし、返ってきたものは沈黙だった。 翠星石「…全く、あれぐらいで怒るとは肝っ玉の小さい奴ですぅ。」 憮然とした態度で雪華綺晶にそう話しかけるも、またしても反応は無し。その後、誰に対して話しかけても返ってくる反応は同じ。だんだん不安になってきた翠星石は、最後の砦である蒼星石に助けを求めた。 翠星石「蒼星石~!みんなが翠星石のこと無視するですぅ!何とか言ってやってくれですぅ!!」 蒼星石「真紅、次コピー機使っていい?」 翠星石「…蒼星石…。」 その反応に、大きなショックを覚える翠星石。今まで、どんなことがあっても最後は救いの手を差し伸べてくれた蒼星石までもが自分を無視した…それは、今まであったどんなことよりも翠星石を傷つけた。 失意の中、自分の席に戻る翠星石。いつもならここで、あれこれとトラブル処理に奔走する翠星石だが、もはやその元気も無いようだった。 その後、重い足取りで授業に向かう翠星石。教室には、すでに生徒たちがスタンバイしているようだ。 しかし、いくら力をこめてもドアは開かない。どうやら、カギがかけられているらしい。 雛苺「…というわけで、今日は翠星石先生がお休みだから、ヒナだけで授業をするの~!」 その言葉を着た瞬間、翠星石は確信した。「自分は、みんなに嫌われた」と。 ある心理学の本に、こんな言葉がある。『他人に対して過度に悪戯を行うこと、それはその事で自分というものを構ってもらいたいという、一種の幼児性の現れである』と。 元々、人見知りが激しい翠星石にとっては、特にその傾向が強かったのだろう。 無言でその場を立ち去る翠星石。気がついたら彼女は1人、トイレの個室でずっと泣き続けていた。 どのくらい時間が経ったのだろう…。ふと耳を澄ますと、学校のチャイムの音がした。 そして、誰かがトイレに入ってくる気配も…。 衝動に駆られ、個室から飛び出す翠星石。そこには、蒼星石の姿があった。 向きを変え、立ち去ろうとする蒼星石。その手をとり、引き止める翠星石。 翠星石「…何で…何で、無視するですか…?」 蒼星石「…。」 翠星石「お願いです…。何か…喋りやがれです…。」 化粧も落ち、涙ながらに問い詰める翠星石に心を動かされたのか、蒼星石が重い口を開く。 蒼星石「…じゃあ言ってあげようか?翠星石、君は雪華綺晶にブービートラップの方法を学んだんだろ?トラップって言うのは、普通敵に仕掛けるもの…そうだろ?」 翠星石「…そ、それは…。」 蒼星石「そして君は、それを実行した。だから、僕らも翠星石を敵として見ることにしたんだ。」 翠星石「…そ、そんな…。」 蒼星石「分かったら、もうその手を離してくれないか?これ以上君と話すことは無いから…。」 翠星石「ま、待って!!自分でも馬鹿なことしたと思ってるです…。翠星石は…翠星石は、前みたいにみんなと仲良くしたいです…。でも、みんな話も聞いてくれないし…どうしたら…」 そこまで言って、また涙ぐむ翠星石。 蒼星石「さあ…それは自分で考えないと…。でも、今までのこともあるし、簡単には許してもらえないだろうね。」 蒼星石は続ける。 蒼星石「…でも、その気持ちがあるのなら、謝ってきたほうがいいよ。そして、もうこんな事しないこと。それが出来れば許してもらえるかもね。」 そう言った蒼星石の顔は、先ほどの冷めたような顔ではなく、いつもの顔に戻っていた。 翠星石は、その蒼星石の話を聞くとすぐに廊下へ飛び出し、そのままどこかへ走っていってしまった。 そして、その顔にはかすかに生気が戻っていたという。 おしまい。
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有栖学園、職員室 何時ものように騒ぎ散らすローゼン、それを追いかけるラプラス・・・なんら変わりない日常その中には教師蒼星石の姿もあった トゥルルルルルルル・・・・・突如職員室の電話が響く ローゼン「今取り込んでるから蒼星石先生とって!」 取り込んでるといってもラプラスに追われてるだけである しかし傍から見ても電話に出れる状況じゃないので仕方なく電話に出る事に 蒼星石「はい、こちら有栖学園職員室です」 これが他の教師ならもっと気の抜けた電話対応なのだが蒼星石は実に業務的に対応する 電話相手「・・・生徒を預かった、お前一人で○○の倉庫にこい・・・ガチャッ」 蒼星石は戸惑った、本当はこんなのイタズラだと思った・・・・しかしボイスチェンジまでして電話するには手が込み入りすぎてる ガタッ、席を立つ蒼星石 翠星石「ちょっと蒼星石どこいくんですぅ~?」 隣に居た翠星石が声をかける 蒼星石「ごめん、ちょっと用事が出来ちゃった」 だが本当のことは言わない蒼星石、一人で来いということは他の誰にも悟られてはいけない しかし、翠星石は瞬時にこれを見破った・・・蒼星石の親友である為の賜物か・・・ いつもの蒼星石なら必ずどこに行くにしても場所と帰る時間を言うのだったが今回はそれがない つまり、決して他人に知られたくないという用事なのか・・・・ そう考えてる間に外に出る蒼星石、それを追う翠星石の姿があった 数十分後、指定された倉庫に行く蒼星石・・・そこには生徒の姿はなかった 蒼星石「約束どおり一人で来た、誘拐した生徒はどこだ!」 誰も居ないように見える倉庫で叫ぶ蒼星石、しかし蒼星石はいくつもの視線を感じていた ???「どうやら約束どおり1人で来たようだな・・・」 そう言うと同時に5人の若い男が姿を現す、そして入り口が閉まる・・・・ 蒼星石「これはどういうことだい?」 警戒した声で話しかける蒼星石、それに対して愉快そうに笑う男 男1「有栖学園の教師は上玉揃いっていうのは本当らしいな」 男2「男っぽいけど、まぁいいんじゃねーの」 等と笑いながら蒼星石を見る・・・まるで罠にかかった獲物のように 蒼星石「そんなことはどうでもいい、生徒はどこにいる」 と怒気のこもった声で聞き返す蒼星石・・・・しかし返されるのは笑い声だけである 蒼星石「・・・・生徒はいない?」 答えない男達に疑問をもったのかそんなことを呟くと 男3「ピンポ~ン、せ~かい」 等とあくまでも挑発的な態度で言う男達、そしてようやく自分が騙されている事に気づく蒼星石 蒼星石「なら、僕は帰らせてもらうよ・・・もうここにも君達にも用事はない」 そう言い出口に向かう蒼星石だが 男4「帰さないぜぇ~」 男5「もう少しゆっくりしていってくれよ」 と出口を塞ぐ男・・・それを無視して進む蒼星石・・・それに腹を立てたのか出口に立つ男が・・・・ 男4「帰れると思ってるのか、このっ・・・・う・・・うぁぁぁぁぁぁ!?!?」 と蒼星石の肩を掴んだと思ったら次の瞬間肩は外れて力なく垂れ下がっていた 蒼星石「手出しするなら容赦はしないよ、それでもいいなら道を塞ぎ続けなさい」 武術にも精通する蒼星石にとってこんなやつらは敵ではない・・・素手なら 男5「なめやがって・・・・・!」 そういい取り出したのは痴漢撃退用の催涙スプレーである・・・そして瞬時にそれを蒼星石に吹きかける 蒼星石「ぇ?・・・うぁ・・・けほっ・・・・けほっ」 その場で咽返り涙を流す蒼星石、しかし非情にもこれで終わりではなかった 男3「寝ちまいな!」 その間に寄ってきた男が懐からスタンガンを取り出し無防備な蒼星石に牙を向ける 蒼星石「きゃっ・・・・」 短い悲鳴と共に崩れ落ちる蒼星石、それをみて勝ち誇ったような顔の若い男達・・・ 一方その頃翠星石は蒼星石に遅れる事数分、やっと倉庫の前に辿り着いた 翠星石「なんだって蒼星石はこんなところに来るですかぁ~・・・」 等と悪態をつくが次の瞬間倉庫から蒼星石の短い悲鳴のようなものが聞こえた・・・ 翠星石「・・・!!」 一瞬背筋が凍る思いをし、慎重に倉庫内部を見渡す・・・・ そこには数人の男に囲まれ倒れてる蒼星石が居た 翠星石「・・・・・な・・・なんでこんなことになってるんですぅ~」 倉庫を見れば親友のピンチ、しかし自分ひとりでは到底勝てる相手ではなさそうな人数・・・ 翠星石「と・・・とにかく助けを呼ばないと」 そう言いつつ、懐から携帯電話を取り出す翠星石・・・そしてリダイアルで誰だろうと構わず電話する・・・ ツゥルル・・・カチャ 雪華綺晶「はい、もしもし」 その電話相手は何故か雪華綺晶であった・・・・何故雪華綺晶が?と考える翠星石だがそんなこと気にしてる暇はない 翠星石「た・・・大変ですぅ!!!今すぐ助けやがれですぅ!!!」 パニックに陥った時の電話内容などこのようなものである、これでは助けが来るのが遅くなるのだが・・・ 雪華綺晶「判った、1分以内でそちらに到着する」 と、返した雪華綺晶・・・・そう彼女には無人偵察機サイファーに射撃部の優秀なメンバーが常に偵察に出ている為翠星石の居場所を調べる等造作もないことだった 一方蒼星石の方は緊迫した状況が続いていた スタンガンをうけ、痙攣してる蒼星石だが意識は失っていない、男達はそれを知ってか蒼星石に言い放つ 男5「このやろぉぉぉ・・・・その腕へし折ってやる!」 男2「んじゃぁ、俺は二度とチョークがもてないようにその可愛い手を炙ってやろうか?」 等と蒼星石の目の前で相談する男達、そしてそれを聞いてる蒼星石は見る見る内に蒼白になっていく しかし次の瞬間・・・・・ 翠星石「待ちやがれですぅ!」 蒼星石(翠星石・・・!) 突如現れる翠星石・・・ 数秒前・・・・ 翠星石「あぁ・・・雪華綺晶は何をしてるですぅ~・・・もたもたしてるといけないですぅ!」 と呟き倉庫内部を見ていたが・・・・・ 男5「このやろぉぉぉ・・・・その腕へし折ってやる!」 男2「んじゃぁ、俺は二度とチョークがもてないようにその可愛い手を炙ってやろうか?」 この言葉を聴いた瞬間翠星石の中に何かが走った・・・・ 翠星石「待ちやがれですぅ!」 次の瞬間自分でも何をしてるのか判らなかったが・・・男達の前に出ていた・・・ そこで理性が自分に戻ってくる・・・しかし悔いはなかった、親友のピンチ・・・それを知ってるのに何もしないで居るなど翠星石には出来なかった 翠星石「い・・・いますぐ・・・そ・・蒼星石から・・・離れないと・・・ぼ・・ぼっこぼこの・・・ぎったぎたにするですぅ」 恐怖で舌が上手く回らない・・・そこへ一人の男が近づき・・・ 男5「お前もこいつの仲間か?まぁ、いいむしゃくしゃしてんだ・・・」 と言い放ち拳を上げ・・・・・翠星石の顔面にむけて振り下ろす・・・そして蒼星石が殴られ吹っ飛んだ 蒼星石(何故?どうして?僕はいいから逃げろ!) 翠星石がやってきたことに対して喜びと逃げろという言葉が同時に浮かんだ蒼星石 しかし、とっさに出てきたのであろう・・・足は震え、舌は回らず、良く見れば涙目で、しかし蒼星石のために体を張って挑む翠星石 蒼星石「・・・・ぉ・・・が・・・ぃ・・・・・に・・げ・・・」 精一杯の声を出す蒼星石、しかし翠星石にはこの言葉は届かない・・・・ そして、自分を見ていた男の一人が翠星石に近づいて行き・・・・拳を上げた・・・その瞬間 蒼星石(やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ) 自分でも体が動かないと判ってるのに強引に動かし、翠星石と拳をあげた男の間に立った・・・ そして殴り飛ばされた・・・・ 普段ならこの程度よける事も耐えることも造作も無い事だが、痙攣した足では踏ん張りも効かず思いっきり吹っ飛び、ノーガードで地面に叩き付けられた 遠くから、と言っても距離にして3m程度だがそこから翠星石が駆け寄ってくるのが見えたが、そこで記憶は完全に途絶えた 倒れてる蒼星石が突如自分の身代わりになって殴られ、吹っ飛んだ・・・・ 翠星石「蒼星石!!!」 もう自分では何が何だか判らない・・・それ以前に助けようとしたのにまた助けられた事に自己嫌悪する翠星石 しかし、そんな暇はなく飛ばされた蒼星石に駆け寄る翠星石 翠星石「ばかですぅ!自分を労われですぅ!!」 涙を流しくしゃくしゃになった顔で蒼星石に抱きつく翠星石、しかし蒼星石の返事はない 男1「そろそろやっちまうか・・・」 と、終始座っていた男が声を出した瞬間・・・・ ドゴォォォォン・・・という轟音と共に倉庫の壁が粉々に消し飛んだ・・・ そう・・・頼もしい味方雪華綺晶と射撃部の面々がようやく到着したのだ 雪華綺晶「よくも大事な同僚をいじめてくれたな・・・・貴様等・・・覚悟は出来てるだろうな?」 凍て付く声が木霊する・・・そして雪華綺晶が腕を上げたと同時に射撃部が男全員を拘束した 雪華綺晶「あとは翠星石先生に任せる」 と言い残し戦車と共に帰る雪華綺晶 終わりは実にあっけなく、そして圧倒的な力で完結されたのだった ~帰り道~ 蒼星石(あったかい・・・久々だ・・・こんなに温かいのは) いま蒼星石は翠星石におんぶされながら翠星石の家に向かう途中であった・・・ 極度の疲労で疲れ切ってた蒼星石の体をおんぶして連れて帰るその姿は他者から見れば実に絵になる光景であった 翠星石「今日の蒼星石は格段にかっこよかったですぅ・・・」 そう呟いていつもの翠星石では考えられないような笑顔で笑う翠星石の姿が街の一角にあった ~地獄の訓練~ 一方蒼星石を罠にかけた男達は今富士の樹海を走っていた 男3「な・・・なんで俺達がこんな目に・・・」 男4「し・・しるか・・・」 男2「もう帰りてーぜ・・・」 男5「リーダー・・・なんとかしてくれよぉ・・・」 男1「うるさい!俺だってこんなこと・・・」 自分のことは棚に上げ勝手に叫ぶ男達、しかしその後ろからは・・・・・ 雪華綺晶「そこ!何を喋ってる!今すぐここに置いて行かれたいか!」 鬼と化した雪華綺晶が容赦なく激を飛ばしていた 雪華綺晶「判ったら走れ!死ぬまで走れ!判ったか!?」 絶対命令、全力前進・・・鬼の司令官の命令が下った 男1~5「サー!イエス!サー!!!」 それに渋々従う男達の姿が富士の樹海にはあった・・・・ fin
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「学校に戦車が来た!」その知らせは瞬く間に男子の間に広がった。 初めて間近でそれを見た生徒たちは、あるものは砲身にのぼり、あるものは記念撮影をしたりしていた。 「男って、いくつになっても子供ねぇ…」水銀燈は感慨深そうにそれを見ていたが、ふとある恐ろしいことことに気がついた。 水銀燈「き、雪華綺晶?生徒たちに悪気は無いんだから、起こっちゃダメよぉ?」 雪華綺晶「…大丈夫。あの子も兵器として使われるより、こうして平和な街の姿を見てるほうが幸せだと思うから…」 水銀燈「…ふぅん。そんなもんかしらねぇ…」 そんな話をしながら戦車を見つめる2人。そこへ元気な声が聞こえてきた。 翠星石「こらー!そろそろ授業がはじまるですよ!いつまでこんなガラクタで遊んでるですか!! …全く、こんなガラクタあっても邪魔なだけですぅ!日陰のせいで植物は育たなくなるし、百害あって一利なしですぅ!!」 と戦車にケリを入れる翠星石。 雪華綺晶「…あの野郎…!!」 水銀燈が止めるのも聞かず、翠星石にお返しとばかりにとび蹴りを入れる雪華綺晶。 次の家庭科の時間、足を引きずるやけに湿布臭い翠星石の姿があったそうな。
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翠「じゃあ今日の授業はこのプリントからですぅ。とっとと始めるですぅ。前の人間、さっさと配りやがれこんちくしょーですぅ!!」 生徒A「先生、それこないだの授業でやりましたけど・・・」 翠「え・・・そ、そうだったですか・・・(あっ・・・そうですぅ・・・この間時間が 余ったからやらせたんですぅ・・・)じゃあ・・・じゃあ・・・テキストの69ページを・・・」 生徒B「せんせー、そこ期末の範囲外って言ってたじゃん」 翠「えっ・・・?そ、そんなこと言ったですか・・・?(あぁっ!!・・・確かこの間他のクラスが 追いつきそうにないからって短くしてもらったんですぅ・・・私ったら・・・)」 翠「えっと・・・じゃあ・・・今日はぁ・・・えっとぉ・・・(ま、不味いですぅ。す、することがないですぅ・・・ でも、このままだらだら終わらすのもいけないですし・・・ええと・・・ええとぉ・・・)」 生徒C「せんせー、することないなら塾の宿題やっていいですかー?」 翠「そ、そんな・・・駄目ですぅ・・・学校にいる時は、ちゃんと学校の授業を受けなきゃいけないのですぅ。そんなこともわからないのですかこのチビ人間は」 生徒D「えーでもやることないんでしょ~?じゃ、いいじゃ~ん。なぁ、みんな?」 その他生徒「いーんじゃない?あたし数学やばそうだからする~」「保健はマジでやんないとな~」 「お前保健しか勉強してねーじゃんww俺もだけどなww」「俺、あんま寝てないから寝るわ・・・おやすみ」 翠「あ、ちょ、ちょっと・・・まちやがれですぅ・・・えっと・・・そう!復習!てめーら!、復習しやがれですぅ!!」 生徒E「家庭科なんて家で先日少しやれば点取れるからいいっすよ~」 翠「そ・・・そんな・・・お、おめーら、は、話をするな・・・ですぅ静かに・・・しやがれ・・・ですぅ( 蒼や水銀燈先生の授業はみんな聞くのに・・・なんで・・・なんであたしの授業はみんな聞かないですか・・・)」 学校が終わり、夜蒼星石と飲みに・・・ 翠「ングっ・・・ングっ・・・」 蒼「ちょっと・・・翠星石、そんなに飲まないほうが・・・」 翠「ングっ・・・ぷあ~~!!うるせ~~ですぅ!!ど~せあたしの授業なんか誰も聞いてね~んですぅ!! 確かに、英語や数学に比べたら、簡単ですけどぉ・・・点数だって取ってくれてますけどぉ・・・ でも・・・でもぉ・・・授業なんか誰も聞いてやがんねーですぅ・・・」 蒼「そんなことないよ。落ち着いて。確かにみんなが聞いてるわけじゃないよ。僕の授業だって寝てる生徒とかいるし。 でも、必要としてくれる生徒がいる限り、頑張らなくちゃ駄目だよ。」 翠「・・・蒼はみんな真面目に聞いてくれるし慕われてるからそんなこと言えるんです・・・ 家庭科なんて授業、1日で余裕で覚えられるとかほざきやがるんです!!・・・実際すぐ覚えられますけど・・・ それでも、あたしは・・・みんなと楽しく授業したいんですぅ!なのに・・・みんな、他の科目が 危ないって言って話を聞かないで・・・それでも保健の勉強だけは真面目に受けやがって・・・ ~~~~~!!!!思い出したらまたムカムカしてきたです!!」 蒼「まぁまぁまぁ。あの人の授業は仕方ないよ・・・あれは・・・w・・・ねぇ、翠星石? ちょっと飲むのやめてくれる?落ち着いて聞いて。今のこと、生徒には言った?」 翠「ふぇ?い、言えるわけねーです!こんな恥ずかしいこと!!だ、大体あいつらに言ったって ぜってぇ聞くわけねぇです!そうに決まってやがるです!!」 蒼「そう決め付けちゃうのはよくないんじゃないかな?ちゃんと聞いて欲しいんならまず生徒を信頼しなきゃ。 生徒を信頼しない先生を生徒が信頼すると思う?」 翠「う・・そ、そりゃあ・・・し、しないと・・・思うです・・・けど・・・」 蒼「だったら言おうよ。確かに馬鹿にされるかもしれないけど、翠星石がどんな気持ちで毎回授業で望んでいるのか。 どんな授業をしたいのか。それをみんなに伝えなきゃ。 気持ちをわかってもらった上で 翠星石がみんなを弾き付けるような授業をしたらいいんじゃないかな・・・?」 翠「で、でも・・・あいつら・・・ぜってぇ馬鹿にするです・・・決まってるです。」 蒼「最初はそうかもしれない。でも馬鹿にされてそこで諦めるような神経かい翠星石は?そんなんじゃないだろ?」 翠「・・・そうですぅ。最初は駄目でも・・・きっといつか・・・いつかこの私の魅力で あいつらを膝まずかせてやるですぅ!!靴を舐めさせてやるですぅ!!おーほっほっほっほっほっ!!!!」 蒼「それはまた違うんじゃないかなぁ・・・ちょっと、翠星石、うるさいよ。他のお客さんに迷惑だろ。 ちょ・・・す、すいません。すいません。ほら、翠星石、ちょっと黙って・・・あ、すいません!すいません!!」 翠「おーほっほっほっ!!見てろですあいつら!!必ずこのあたしの虜にしてやるですよぉぉぉぉ!!!!」 蒼星石と飲んで決心した次の授業 翠(次の時間はあいつらの授業です・・・しっかり言い聞かせてやるですよ) 階段を上がる足にも力が篭る。やる気は十分にあった・・・しかし・・・ 翠(果たしてどーいう風にあいつらに言うですか・・・) 授業までは何日もあったのにいい案が何も思いついてなかったのだ。 翠(う~・・・蒼星石は伝わればなんでもいいって言うけれど・・・そんな簡単な問題じゃないですぅ・・・) 全く考えていなかったわけではない。むしろ1日中考えていた。それでも思いつかなかったのだ。 翠(あ~・・・もうあいつらの教室につくです・・・なんとか・・・なんとかしなきゃ・・・) そうこうしてる内にとうとう教室の前までついてしまった。 翠(はぁ~・・・結局何も思いつかなかったです・・・も、いいです。当たって砕けやがれですぅ!! しかしこのクラスは相変わらず騒がしいですねぇ。全く、動物園でもこんな騒がしくないですよ) 扉に手をかけてあけようとしたが、そこで手は止まってしまった。 生徒A「翠星石先生ってさ、教師なのにあんな態度や喋り方で俺ら見下してるのかな?」 生徒B「じゃねえ?自分がこの世で一番とか本気で思ってそうだしな。授業も一人でも寝てたらキレだすし。」 生徒C「そんなとこあるよな。その癖自分の意見通らなきゃ怒り出すし。ガキ以下だよはっきり言って」 翠(な・・・なんでみんなしてそんなこと言うですか・・・そりゃあたしは教師でおめーらは生徒なんですから 立場は上・・・ですけど・・・でも、見下してるなんて・・・一度も・・・) 生徒D「正直聞いてても眠くなる授業やる方が悪いよな~それを寝るなって言う方が無理あるし」 翠(そ、そんな・・・翠星石は・・・必死にみんなに楽しんでもらえるような授業を・・・) 生徒E「テスト前に範囲まとめたプリントだけだしてくれりゃいいのにな。授業なんかなくたって 俺らが勝手に卒業できるくらいの点は取るし」 翠(う・・・テ、テストの点を取ることよりも・・・授業を・・・) 生徒F「な。あんなの前日やりゃほぼ満点取れるし。やる意味ねーよ」 翠(や、やめるです・・・そ、それ以上、言うなです・・・) 生徒G「てゆーか先生遅くねえ?ま、こないのが一番いいんだけどさ。むしろくるなって」 生徒H「ははっ確かに。その分他の科目に時間回せるからな。」 翠(・・・もう・・・やめて・・・やめてです・・・) 気づいたら扉を握った手は震え、目からは涙が零れていた。 扉を開けようと何度も力を入れるがどうしても開かない。いや、開けられない。 性格上、今までにこういうことが全くないわけでもなかった。 しかし心から信頼している人達にここまで言われたことはなかった。 翠(蒼星石・・・ごめんなさい・・・やっぱり無理ですよ・・・) 蒼「授業長引かせすぎたかなぁ…。次の授業まで時間がないや。急がないと・・」 休み時間も残り僅かな廊下で、蒼星石は競歩にも近い早歩きで職員室へ向かっていた。 無駄のない動きで廊下をたむろする生徒の雑踏を切り抜ける。 「翠星石先生ってうざくね?」 翠星石という名を聞き、ふと足を止めた。 私語で溢れかえる廊下の中で、蒼星石は翠星石の名に敏感に反応した。 「よくあんなに口が悪いのに教師やってられるよなぁ」 「あぁ、あれは完全に俺らを見下してるね」 生徒による教師の悪口ほど辛いものはない。人にものを教える立場として仕方の無いことだが。 できれば聞きたくなかったが、足は完全に動きを止めた。 「でも何故か一部のヤツはあいつを崇拝してんだよな。『翠星石先生は最高だって』って」 「あいつ生徒に体売って評価得ようとしてんじゃね?」 「ははは、あり得るー。まぁ一応美人だしな」 気付いた時には、蒼星石はその生徒の方へ向きなおしていた。 蒼「翠星石先生が、どうかしたのかい?」 「あ、蒼星石先生・・!!」 翠星石の悪口を言っていた生徒は、教師の悪口を教師に聞かれた事を気にする様子はなかった。 それどころか、蒼星石に賛同の声を求めようとさえした。 「蒼星石先生ー。翠星石先生って性格悪くないっすか?」 蒼「どうしてだい?」 「だってあの口の悪さはありえないっすよ。蒼星石先生を見習えっての」 蒼星石はその容姿と、誠実さから、男子生徒と女子生徒から絶大な信頼を得ていた。 特に、女子生徒からの人気は他の教師を圧倒していた。 自分のことを良く言われたが、今は全く嬉しくなかった。 「あいつ、絶対俺らのこと見下してますよ」 生徒はそう言うと、一緒に話していた男子生徒と笑いあった。 そして蒼星石にも賛同を求めるかのように笑いかけた。 蒼「そんなことないよ」 「え・・・?」 声は穏やかだったが、蒼星石の目は笑っていなかった。生徒は思わず息を呑んだ。 蒼「ボクから見て、彼女ほど君たちの事を考えている先生はそうそういないと思うよ」 「え、え~、そうっすかぁ?」 蒼「君たちは知らないだろうけど彼女は毎日明日の授業はどうしようかって考えてるんだ。 これで生徒は楽しく授業できるだろうか、分かりやすいだろうかってね。 今日の授業は良くなかったって涙したこともあるんだよ」 「・・・ほ、本当ですかぁ?」 生徒は、普段の翠星石からはとても想像できないと言いたげだった。 蒼「翠星石先生はボクと一緒にいるとき、いつも生徒の話をするんだ。 今日はあの子があんなことを言った、あの子が寝ていて悲しかった、とかね。あ、君のことも話していたよ。」 「え?俺のこと・・・?」 蒼「うん。君はノート作りがとっても上手だってね。授業の内容を理解してくれていてとっても嬉しいって。 でも、最近は寝てばかりで悲しい。そう言っていたよ。」 「で、でも翠星石先生は俺のノート見て字が汚いって言いましたよ」 蒼「翠星石先生は恥ずかしがり屋だから。自分の本当の気持ちをなかなか伝えられないんだ。 けど、表面上の言葉にとらわれずに、翠星石先生の言動を見てごらん。 彼女が君たちの事をいかに想っているかということが分かるはずだよ」 「・・・・・・俺ら、酷いこと言ったのかな」 生徒たちは、ようやく翠星石への悪口に対して罪悪感を感じたようだった。 それを見て、蒼星石はそっと微笑み、生徒たちの頭を優しく撫でた。 蒼「そうだ。今度職員室の翠星石先生の所へ、勉強を教えてもらいに行きなよ。 先生、口では文句言うかもしれないけど絶対に喜んでくれるよ。」 「いつも寝てる俺らが行ってもいいのかな…」 蒼「大丈夫。君たちは、翠星石先生にとって大切な、そして愛すべき生徒なんだから…。」 蒼星石はそう言うと、今度は小走りで職員室へ向かったが、ふと立ち止まり、先程の男子生徒たちのほうへ振り返り、そっと笑い掛けた。 蒼「もちろんボクにとっても、ね」 放課後の職員室、一日の激務をこなした教師たちが安堵の表情を浮かべている。ただ一人を除いて。 翠「はぁ・・・」 翠星石は一人、デスクで頭を抱えていた。 生徒による自分の悪口を聞いてしまった。教師として避けられないものと知りつつも、やはり悲しかった。 翠「翠星石は、嫌われているです…」 もはや明日から授業をする元気も勇気もなかった。 「あ、あの、翠星石先生・・・?」 突然後ろから声を掛けられた。驚いて振り返ると、そこには二人の男子生徒が立っていた。 この二人は、間違いなく翠星石の悪口を言っていた張本人である。翠星石は緊張した。 翠「な、なんの用です…?」 まさか面と向かって文句を言いに来たのだろうか。翠星石は逃げ出したくなった。 「その、これ・・・」 しかし、文句を言われることはなく、代わりに一冊の教科書が手渡された。 紛れも無く、自分の教科だった。 翠「え・・・?」 「いやぁ、勉強教えてもらおうかなぁ、なんて」 よく見ると、もう片方の手にはノートと筆記用具があった。 翠星石は勢いよく立ち上がると、ひったくるように教科書を受け取った。 翠「しょ、しょーがねーなです!いつも寝てるから分からなくなるです! ほ、ほらこれに座って待ってろです!!」 翠星石はそう言うと自分の椅子と、反対側にあった金糸雀の椅子に生徒を座らせ、給湯室へ向かった。 帰ってきた翠星石の手には、3人分の紅茶があった。 「え、先生これ・・・」 翠「か、勘違いするなです!紅茶は翠星石が飲みたいから淹れてきたです!お前たちの分はついでです!!」 翠星石は押し付けるように紅茶を渡すと、教科書を開いた。 翠「お前たちが分からないのはどうせここだろうです!」 翠星石が指差した場所は、まさに男子生徒が聞こうと思っていた場所だった。 「そうです…。でもどうして…」 翠「お前たちが寝てる授業ぐらい覚えているです!それに、ここは小テストの結果が特に悪かったです!」 数百人の生徒を受け持つ教師として、一人一人のことを覚えるということは並大抵のことではないはずである。 この時二人は、廊下で蒼星石の言った言葉を思い出した。 蒼「ボクから見て、彼女ほど君たちの事を考えている先生はそうそういないと思うよ」 翠星石の指導は、口が荒く一見乱暴に思えるが、その実は生徒への愛情で溢れていた。 本人はその表現の方法を知らないのであろう。 男子生徒は、何も知ろうとせずに翠星石の悪口を言ったことを後悔しはじめた。 「あの・・・」 翠「その・・・」 男子生徒と翠星石がほぼ同時に話しかけた。 翠「な、なんです?」 「せ、先生から先にどうぞ…」 そう言われたらこちらから話すしかない。翠星石はぽついぽつりと話し始めた。 翠「その、もし翠星石に授業で問題があったら、言って欲しいです…。 翠星石なりに考えて授業してるですが、やっぱり生徒の意見を聞かないと…」 翠星石が視線を落とす。その姿は、いつも授業で大口を叩く姿とはかけ離れていた。 そこには、誰よりも生徒を想う繊細な女性教師がいた。 「あ、あの先生…!!俺…」 翠「・・・?」 「俺、先生のこと誤解してたみたいっす」 翠「え・・・?」 「先生が俺たちのことそんなに考えてくれてるなんて知らずに、先生のこと悪く言っちゃって…」 「俺も・・・、すいません」 男子生徒たちは、頭をかきながら恥ずかしさのためか下を向いた。 ふと見ると、翠星石のもつ教科書が震えていた。そしてぽたぽたと、雫が落ちる。 驚いて見上げると、翠星石は肩を震わせて泣いていた。 「せ、先生!?」 「俺ら、なんかまた悪いこと言っちゃいました!?」 翠「な、なんでもないです…。目にゴミが入っただけです」 翠星石は涙をぬぐったが、その度に目からは新たな涙が滴った。 そんな翠星石に、横からスッとハンカチが差し出された。 「あ、蒼星石先生・・・」 蒼「生徒の前で泣くなんて情けないなぁ」 蒼星石はそう言うと、男子生徒に微笑みかけた。来てくれてありがとう、と言っているようだった。 翠「う、うるさいです…!!」 蒼「ふふ、ごめん。はい、これ差し入れ。頑張ってね」 蒼星石は机にクッキーを置くと、自分のデスクへ戻って行った。 涙ながらに生徒に教える翠星石を見ながら、蒼星石がそっと呟く。 蒼「翠星石先生…よかったね」 自分は精一杯頑張ってきたつもりなのに・・・いつかは伝わると思って必死に頑張ってきたのに・・・ そんな気持ちは今は駄目でもいつか必ず気づいてくれると信じていた翠星石にとってこの言葉たちは 今まで教師をやってきて、いや生きてきた上で最も心に突き刺さっていった。 翠(もう・・・いや・・・私の何が・・・いやですか・・・どこが、嫌いなんですか・・・ 私は・・・私は、こんなことを言われる為に教師になったんじゃないのに・・・もう、もう無理・・・) 今にも泣き崩れそうな翠星石だったがそこに思いもかけない言葉が聞こえてきた。 生徒JUM「えーでも俺はあの先生嫌いじゃねーけどなぁ・・・」 「えーなに!?意味わかんねぇんだけど」「お前このクラスで一番ボロクソ言われてるのにどうした?」 「この間なんて課題の裁縫踏まれてたじゃん。」 その言葉は翠星石にとっても意外な人物からであった。 JUM・・・クラスでも優等生だがどこかクラスメイトと壁を作ってる生徒、翠星石自身も何回馬鹿にされたかわからない。 この間の授業に至っては裁縫の課題がうまくできてない男子生徒を馬鹿にしてて止めに入った翠星石と衝突し 思わず彼の課題の裁縫を足で踏んでしまったのである。 翠(あいつはこのクラスでも1番私のことを嫌ってると思ってたのに・・・) 涙を拭きつつそのまま話をこっそり聞いてみる。 JUM「確かに正確悪いしすぐ手だすしかといって水銀燈先生みたいにセクシィでもないけどさぁ」 翠(あ・・・あんのちび人間・・・) 翠星石が思わずドアを蹴破る準備をしたその時 JUM「でも課題踏んだのはわざわざ俺の家まできて謝りにきてくれたぜ。そこであんたも教師のくせして暇だなって からかったらキレだしたけどww・・・でもあいつ・・・単に自分の言いたいことをうまく伝えられないだけ なんじゃね?少なくともやる気は他の先生より十分あると思うんだけど」 生徒A「そんなもんかねぇ。俺はそうは思わないけどなー。でもあの先生、からかったら面白いよな。」 生徒J「馬鹿っていうか・・・なんかよくあれで教員になれたよなって感じだよな。」 生徒B「まぁ・・・見てて飽きないよなww」 相変わらず散々言われてるが翠星石は呆然としていた。 私の授業を・・・私のことを嫌いと言ってない生徒がまだいたですか・・・ それだけが頭の中でぐるぐる駆け回っていた。 蒼(生徒を信頼しない先生を生徒が信頼すると思う?) そうだったです・・・確か・・・蒼星石も・・・ 教室内ではまだ悪口が色々言われていたがそんなの言わせておけばいい。 今は好きなだけ言わせておけ。いつか・・・いつか・・・ 翠(そう、いつか・・・服従させてやるですよ・・・!) 涙を拭い教室のドアをおもいっきり開く。 一瞬の静寂の後、また騒々しくなる生徒たち。 翠(まずは・・・こいつらに、私の想いを伝えるですね・・・わかってるですよ、蒼星石。) 大きく深呼吸をし、そして「てめええらああ~~~!!!黙りやがれですぅ~~~~!!!!」 いつもと様子が違う翠星石に思わず驚く生徒たち。 翠「おめーら、黙って聞くです。今日は・・・わ、私が・・・どんな風に・・・いつも、いつも・・・ 授業をやってるか・・・おお、教えてやるです・・・い、いいですか・・・」 生徒C「せんせー、そんなことやってる暇ないっすよ~くるの遅いからもう終わる時間ですよ~?」 翠「えっ・・・?」 翠星石が思わず振り返って時計を見ると同時にチャイムがなった。 翠「あ・・・あっ・・・」 生徒A「終わった~今日は先生くるの遅くてなくて良かったわ~次なんだっけ?」 生徒B「移動教室だよ~あーとっとと行くべ~」 続々と教室を出て行く生徒たちを呆然と見送る翠星石。 翠(そ・・・そんな。待って・・・待って・・・です・・・) そんな言葉が喉まででているのに声にならない。 愕然とする翠星石だったがそんな翠星石に声をかける生徒がいた。 生徒JUM「ほら、これ」 翠「・・・え?」 生徒JUM「こないだの課題。提出今日までだったろ?あんたが余りにくるのおせーから先に集めておいてやったよ。」 翠「あ・・・そ、そりゃ、ご、ごくろーです・・・」 生徒JUM「ん~。じゃ、俺も行くから。あんたもいつまでもそんなとこ突っ立ってないでさっさと行けよ。」 翠(・・・課題、やってる奴、少ねーです・・・でも・・・ゼロじゃなかったです・・・!) それは翠星石が生徒たちに腹がたって思わず勢いでだしてしまった課題であった。 やってくる奴なんて全くいないと思ってた。でも・・・いた。 翠(そうです・・・蒼星石も言ってたです・・・今は駄目でも、少しづつ、少しづつ進んで行けばいいって・・・) 忘れかけていたことを再び思い出した。JUMのおかげで。 翠(と、とりあえず、この課題の出来具合を見るです・・・そ、それから今後の授業の進み方をやって・・・ あーくそ、あのちび人間共のおかげでえらい仕事が増えたです・・・!!どうしてくれるですか・・・!!) そんなことをぶつぶつ呟きながら教室をでる翠星石だったがその顔は綻んでいた。
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真紅 「あなた何かイカくさいわね」 翠星石「突然何を言うですか?」 水銀燈「もしかしてあぁんなことやこぉんなことやってたんじゃないのぉ?」 蒼星石「不潔だよ・・・・そんなことをするとは思ってもいなかった」 翠星石「す、すいせいせきがそんなことするわけねぇです」 翠「もうイカの野郎なんてきらいです」
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翠星石「おじじから聞いたですが、年始に見る夢を初夢と呼ぶらしいですぅ。夢の庭師としては知っておきたい知識ですね」 蒼星石「うん知ってるよ。しかも初夢に出てくると縁起が良いとされるものもあるんだ」 翠星石「何だ、知ってたのかですぅ。…それで、縁起が良い物って何ですか? べ、別に気になる訳じゃ無いですよ! 庭師として知っておく必要があるだけですぅ!」 蒼星石「ふふ。縁起物とされるのは、一富士、二鷹、三なすび。このどれかが夢に出てくると、その年は安泰と言う訳さ」 翠星石「ほうほう…。不覚です…ちっとも知らなかったですぅ」 蒼星石「さらに四扇、五たばこ、六座頭と続くけど、これは余り有名では無いかもね」 翠星石「座頭…坊主ですか…。ぬらりひょんが初夢に出てきたら不幸になりそうですが…。あいつよく煙草を吹かしてるですし…」 蒼星石「…そ、それは…」 翠星石「一の富士ってのは山ですね。時に蒼星石はその富士とやらを見た事があるです?」 蒼星石「うーん、写真でしか見た事無いなぁ…」 翠星石「なぁんだ、どっちみち私達にはあんまり関わりが無さそうですね。みんなの初夢を覗くのは楽しそうですけど…うひひ」 蒼星石「こらこら! 覗き趣味は良くないよ!」 翠星石「じ、冗談ですよ。本気にしないで欲しいですぅ」 蒼星石「ならいいけど。それじゃおやすみなさい」 翠星石「おやすみなさいですぅ」 …………… 鬼太郎「好きだよ、蒼星石」 蒼星石「…ぼ、僕もです、鬼太郎さん…。…ん……」 …………… 翠星石「ひぁ…。そ、蒼星石の奴め何て夢を見ているですか…! 鬼太郎め許せんですぅ!」 …………… 目玉親父「どうした鬼太郎。折角の正月だと言うのに顔色が悪いぞ」 鬼太郎「翠星石が大暴れする初夢を見ました…。今年も賑やかになりそうです…」 翠星石「ニヤリ…」
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家庭科準備室でプリントなどの準備をしていた翠星石。 そこに一人の女子生徒が現れた。 「先生はどんな学生時代を送ったんですか~?」 「い、いきなり何を聞くですかぁ」 「教員全員の学生時代を聞きまわってるんですよ~」 どうやらこの生徒は教師全員の学生時代をまとめた冊子を作りたいらしい。 使用目的は見当もつかないが、生徒のため、翠星石は一肌脱ぐ事にした。 「仕方ねぇですぅ、聞き逃さないようにしとけですぅ」 翠星石が話を始める、だが、そのほとんどはありふれたものばかりだった。 女子生徒も少し退屈そうにしていたので、翠星石はとっておきを話すことにする。 「一度だけ蒼星石と喧嘩したですぅ、そのときのことを話してやるですぅ」 あの翠星石と蒼星石が喧嘩をするなんて・・・と女子生徒は心の中で呟く。 確かにこの二人の喧嘩は誰も見たことがない、蒼星石が翠星石をたしなめる程度だ。 翠星石は静かに口を開いた。 「もう蒼星石なんて大っ嫌いですぅ!!」 「ぼ、僕だって・・・いつまでも君の世話ばかりしたくないよ!!」 翠星石は、まだ午後の授業が残ってるにもかかわらず、そのまま教室を飛び出した。 特に行くあてもなかったので、ゲームセンターに行って暇を潰すことにする翠星石。 だが、そこで事件は起こった。 することもなく、適当にUFOキャッチャーなどをしていた翠星石に3つの影が近寄ってくる。 その3つの影はそのまま翠星石に話しかけてきた。 「ねぇねぇ、暇?暇だよね?俺達とあそぼ~ぜ~」 3人の男の声は全くずれることなく、同じ言葉を発している。 正直、かなりの嫌悪感を感じた翠星石は無視をして、そのままゲームセンターを出ようとする。 だが、3人のうち、一人の男に腕を掴まれてしまう。 「ねぇ~何処行くのさ~?あそぼ~ぜ~」 「だ、誰がおめぇらみたいなやつらと・・・」 翠星石の意思を無視し、そのまま路地裏へと移動する男達。 「さぁ、楽しもうぜぇ~?」 男の手が翠星石の制服に手がかかった、その時。 「待つんだ!!」 一つの声が路地裏に響く。その声の主は・・・。 「蒼星石・・・!どうしてきやがったですかぁ・・・!」 「どんなに嫌われても・・・翠星石は僕が守る、子供の時、そう誓ったからね」 「格好つけてんじゃねぇぞぉ~兄ちゃんよ~?」 何故男と思われてしまったのか、それは蒼星石が男用の制服を着ていたからである。 一人の男が蒼星石に殴りかかってくる、それを軽くかわし、相手の顎に肘を当てる。 かなりのダメージがあったのか、男はそのまま気絶してしまった。 「後ろの二人、早く来ないの?僕は待たされるのが嫌いなんだ ただでさえ怒ってるのに、これ以上怒らせないでほしいな」 「ち、ちくしょ~!やってやるぜ」 2人の男が一気に殴りかかってくる、蒼星石は両手でそれを往なすと、そのまま二人の後頭部に肘をぶつける。 こうして、蒼星石とチンピラの戦いは幕を閉じた。 「グスッ・・・さっきはごめんなさいですぅ・・・」 「僕も言い過ぎたよ、ごめんね?」 微妙に泣いている翠星石を抱きしめて蒼星石は呟いた。 「これから先、どんな事があっても・・・僕が君を守るから・・・」 「っていう事件だったですぅ、あの時は本当に怖かったですぅ」 「蒼星石先生格好良いですね、そういえば喧嘩の原因はなんだったんですか?」 「忘れちまったですぅ~」 女子生徒は少しガッカリした様子だった。 「お話ありがとうございました、じゃあ私はそろそろ行きますね」 「またいつでもきやがれですぅ」 女子生徒はそのまま準備室を後にする。 間髪いれずに、蒼星石が準備室に駆け込んできた。 「翠星石!」「どうかしたですかぁ?」 蒼星石はかなり急いだのか、肩で息をしている。 その様子を見た翠星石は麦茶を出してやる、すると蒼星石は一瞬で麦茶を飲み干してしまった。 「生徒が僕達の過去を聞きに来なかったかい?」 「来たですぅ、それがどうかしたですかぁ?」 「胸騒ぎがするんだ、何かの前触れかもしれない」 有栖学園某所 「校長、言われたとおり、?の情報を入手してきました」 「そうか、ご苦労・・・フッフッフッフッフ・・・」 事件はこれから起こる・・・のかもしれない。 有栖ゲーム
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,イXXXXXXXXXXXx、__ /XXXXXXXXXXXXXXx_ノ-――=ミ 、 __ / /XXXXXXXXXXXXx=ニ三V⌒> 、 ヽ ¨ ―- 一=彡 /XXXXXXXXXXXイ / `ヽ `ー- __ /XXXXXXXx// { / ヾ. ____ ..彡. /XXXXXXr '" / ヾ ./ ` ¨¨ ´ /XXXXX/ {i \ {¨三ニ=- .. _. /XXXXX/ ,ィ彡八 ヾ _ _ _ _ __三 `ヽ. }XXXXx/_ 斗/ 爪_>ミ ィ彡XXXXXXXヽ ` ¨ ーミ \ {XXXX八 { У ィ≦XXXXXXXXXXXX\ ヾ ヽ ,イ ∧XXXXXヽ ヾ `<Xハ _ _  ̄三ァ=ミXXXXXxハ ヾ } / ./ ヾXX;x=ニ_X彡ヾミ _ 三三 彡 ハXXXXXx} j 八 ィ { { ヾr'廴_ 〉XXイ彡>=≡-一ィ彡' イ !XXXX/{ 〈 `ー= 彡 ' ヾ 八 / / ` {K´7i !イィ弍三ァ=彡イ ,ィ .! }XXXX}八 丶-=彡 > / 、 i { , 》 1从{弋ソ`厶才ィ ィ/ //!XXX/ .ヽ / ィ7ヽ ヽヽ(⌒ /ソ .ヾ !. . ー‐=≦;ァ卅// /xXx/ ト、 .\ .ィ // _rv'ミ´/ 弋yてミ三7 ;圦 ,.-'、 (r_ソ)〉イ /xXx/ .ハ { ` 、 `ー ==彡 ' / _{ { / ヾ辷彡 ' _ r'/ィミ、 廴ノ . .._.ィ 彡'xXx/ 小 ヽ ` ー-= ''" / r' / ハ _ _ _ _ rvx彡fチ廴. 、__∠ユ.彡圭イXXx/ { | \ / ∠ ムコ ィニ ̄_rv彡tソ` /fzY~`¨チ XXX/ | ヾ `ー―一 =彡 チ彡 `Y{ /7 rvムr’ / rソ}Kヽァ彡 {XXXx{ .! \ ; イ ヾZ }′ 三≧zコ /_r爻仆イ ヾXXXヾ ハ ヾ _三三二 ,ィ ´ 廴 ヾ! r=x イ 辷 _rムfz=彡 〉XXXx廴_ ヽャZXX≧XXXXXXXXXXX / てァ .爪イ / { コr=' {爻{ ,仆、XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX ヾ ォ /ソ 八 ヾ ヾ圦 ./ } ヾXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX 廴 て7 { ヾ Y 〉 [` ∠] <\ `辷_XXXXXXXXXXXXXXXXXX ヾ /7 廴 r' `二7ミ ー ― ‐ァ ヽ.ヾ `ー彡  ̄辷彡ミz厂辷XXXソ \ _ ./7 、 У! /ヾ  ̄ミ _ .\\ ハ `ー'’ 廴 ヽ  ̄三=r7 7ヾ .廴rvxrv彡チ ´ 气ミx、 } `ー-ニ _ _ r’_ / {rj .rソ、\ i| ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【翠星石】 ━[データ] .━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<タイプ> ? <分類>?<特性> あまのじゃく?━[種族値] . ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<HP> ? <こうげき> ? <ぼうぎょ> ?<とくこう> ? <とくぼう> ? <すばやさ> ? 【合計】 ?━[わざ] . ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・リーフストーム━[ポケパワー] . ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・庭園の主 … 登場時にいがまきを行い、さらにみずびたし状態にする。(詳細不明) ・悠々自適 …「こうかがない」技を受けるととくぼうが上がる。(詳細不明) ・落花流水 … みずびたし状態のときにくさ技の威力が上がる?(詳細不明)━[解説] . ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━